おおかみ、YOJの2回戦をフーと見に行ってきました。
桃田くん、Lee Chong Weiを見れたし、広瀬さんにいたってはWang Yihanとの好カード。久しぶりのバドミントン観戦を十分に堪能してきました。
入るときは「親子でたった500円」だったんだけど、出るまでには「親子あわせて5000円」に…。
内藤選手のサイン入り! |
まぁ、でも、フーが異様に喜んでいたから良しとしましょう。
今日はいよいよ歴史的決勝戦ですね!
さて、今回は前回に引き続き部活動における罰について考えてみたいと思います。
以前受けたコーチングの研修で、モチベーションにはポジティブなモチベーションとネガティブなモチベーションがあると教わりました。
ライオンが餌になるシマウマを追いかけているとき、両方とも高いモチベーションを持って走っていますが、ライオンは「もうすぐ餌にありつける~(やれば良い事がある)」というポジティブなモチベーションであるのに対して、シマウマは「止まったら殺される~(やらないと悪いことがある)」というネガティブなモチベーションで走っていると。
そしてポジティブなモチベーションは自立を促し継続的に高いモチベーションを持ち続けられるのに対して、ネガティブなモチベーションでは疲弊し、長期間継続するのが困難であると。
と書くとポジティブなモチベーションがいいじゃん!と思われると思います。でも中学校の部活動を考えたとき、ちょっとした問題があります。
中学校の部活動は最上級生が卒業してから次の引退試合まで、実質1年間が勝負です。体育館など練習環境に恵まれていて、入学直後から十分な練習が出来たとしても、2年とちょっとが部活動の期間になります。
個人差がありますが、これは一概に長期間の育成に相当するとは限りません。短期間と考えれば、ネガティブモチベーションでも何とか引退まで引っ張れる子も相当数います。
#もちろん、途中で心が折れてやめてしまう子もいます。
ここで気をつける必要があるのが、ネガティブモチベーションで動かす事は指導者にとっては相対的に容易に見えるということです。
特に中学校の部活動のように指導する側と指導される側にあきらかな上下関係があるとき、指導者がネガティブモチベーションで指導される者を動かす事は容易に思いつきます。
何かにつけ、罰を与えれば良いのです。
中学校の試合で勝つことだけを唯一無二の目標とするならば、残念ながら罰によるマネジメントには一理あります。しかし罰によるマネジメントには大きな問題があります。
それはモチベーションを持たされているほうが幸せではないということです。
常にシマウマの心境でいるということです。仮に引退までなんとか持ちこたえたとしても、その後はどうなるでしょうか?
自分が指導しているチームを(ライオンに追われ続ける)シマウマの群れにはしたくないですよね?
チームをシマウマの群れにしたいと思っている指導者はほとんどいないと思います。ただ、無意識のうちにそっちへ向かってしまう指導者は少なからずいると思います。
なぜならば、そのほうが難しいことを考えず、かんたんに試合に勝たせてあげられるからです。
指導されている者を勝たせてあげたい!と考える熱心な指導者ほど、罰の罠にはまりやすくなります。
熱心さが裏目に出てしまうと悲しいですよね。おとうさん、おかあさん、指導者はもちろん、部活動に関わるすべての大人が互いに注意して、ポジティブなモチベーションにあふれた部活動を実現しましょう!
ではまた!
なるほど~
返信削除「この試合負けたら次は無いんだぞ!」
ポジティブのつもりで言っていたのが実はシマウマの心境にしていたわけですね~
「逃げろ逃げろ・・・」と
う~~ん
また一つ、子どもたちにかける言葉がわかった気がします。
「この相手食って、次も食いに行くぞ!美味しいデザートも残ってるぞ!」
ですね!!
ちゃんりんさん
削除コメントありがとうございます!そうですね、同じことを言うのでも「勝ったらこんなにいいことがあるんだぞぉぉぉぉ~」って言ってあげたほうが良さそうですね。
さらには外から言われて動くのではなく、自分自身の内側からその気持ちが湧き上がってくるように、自分自身で”良いこと”に気づけるようにサポート、声かけしてあげられれば最高です。
...という私も適切な言葉が見つからなくて困ってばかりなのですが(苦笑)。問答集みたいなものがあると嬉しいですね。
ではまた!