「今日、一番自信があるショットを打ちなさい 」
最近はこぶた達のコーチにつくこともほとんどなくなりました。それでも家を出る前に
「追い込まれて困ったなぁと思ったら、まず一息ついてそれまでのプレーを振り返りなさい。そして今日一番自信があるショットをしっかり打ちなさい。」
と伝えて送り出すことがあります。
「追い込まれて困ったなぁと思ったら、まず一息ついてそれまでのプレーを振り返りなさい。そして今日一番自信があるショットをしっかり打ちなさい。」
と伝えて送り出すことがあります。
おおかみがジュニアのコーチを始めて間もなく、20年前とはバドミントンの常識も変わって戸惑っていた頃の話です。たまたま他のコーチの手がふさがっていて、県大会ではいつも優勝していたエースのコートサイドにつくことがありました。そういう時に限って対戦相手の調子が良く、いつもはもっとかんたんに勝てる相手に追い込まれたことがありました(泣)。
インターバルのとき、エースの子はちょっと情けない顔つきでした。オオカミもジュニアのコーチとして駆け出しだったので、内心「どないしよう…」と困っていました。でも年を取った分ずる賢くはなっていました。オオカミですから(笑)。
何と声をかけて良いか分からないんだから、本人に聞いてしまおう!…と。
「今日、一番自信があるショットはなに?」
『スマッシュ…。』
「そうだね、スマッシュがきれいに決まっているよね。疲れは大丈夫?まだまだスマッシュ打てる?」
『大丈夫。』
「そうだよね。いつも厳しい練習しているものね。まだまだいけるよね。思い切ってスマッシュ打ち込んでいこう!」
その後は打てるタイミングのときには迷わずスマッシュを叩き込み、勢いにのって逆転勝ちをしてくれました。おおかみ的にもとってもうれしかったことを覚えています。
コートサイドにつくと、ついつい相手の弱いところを狙うようなアドバイスをしたくなります。実際にオオカミもそうしたこと、何度もあります(反省)。オオカミ、卑怯ですから(笑)。
けれど、プレーしているのは子供です。子供が気持ちを整理するのを手伝い、自分でどう向き合うかを決めるお手伝いができれば理想的と思います。
目の前の試合を自分の選択で頑張ると、子供はより大きくなるんだなぁと感じた試合でした。
貴重な経験させてもらいました。エース、ありがとう!
貴重な経験させてもらいました。エース、ありがとう!
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