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ロングハイサービス①~バドミントンシングルスのロングサーブでどこを狙っているかな?~

毎日暑いですが、みなさん生きてますか?うちバドへようこそ!おおかみパパです。
今回は久しぶりの”なのちゃん”ネタです。

お盆休みを利用して、フーの練習を見学に行ってきました。

最初はおとなし~く見ているつもりだったのですが、気付くとあっちの子にあーでもない、こっちの子にこーでもないと声をかけているおおかみでした(笑)。
でも、中学生は素直でかわいいですね。礼儀も正しいし気持ち良い時間を過ごすことが出来ました。

フーのチームは2年生にジュニア上がりの子がおらず、みんな中学デビューバドラーです。一年間練習してきて、初心者から初級者になりそうなところでしょうか。みんな可愛い”なのちゃんず”です。

試合形式の練習をしていたのですが、みんなそれなりにコースを狙ってそれらしい試合をしていました。練習量が多いチームだけの事はあります。

でも自分のコントロールできる範囲を超えてコーナーを狙うのでアウトが多かった。そこで何人の子にちょっと聞いてみました。
「バドミントンって、基本的にどういうスポーツだと思う?どうすれば点になるかシンプルに考えてみて。」

返ってきた答えの1つ:「線の近くできるだけギリギリを狙う。」


確かに、常にそれができれば最高ですね。でも、いきなりそこまで難しく考えるとアウトが増えちゃいます。

バドミントンは相手のコートの枠内の床にシャトルをつければ点になる競技です。枠の中のどこにどんなふうに落とすか。相手より先に21回床につけるのが目的。コーナーを狙うのはその中の手段の1つに過ぎません。
シャトルを1回で床につける必要もありません。20でも30でもラリーをして、最後に相手のコートにつければいいんです。

#ちなみに

# 「ラケットでシャトルを叩く競技!」
#という答えもありました。確かに。おおかみ、この答えとっても気に入りました(笑)。今回はちょっとシンプル過ぎましたけど。


そこで気になったことをもう1つ聞いてみました。

「シングルスのロングサービスはどこを狙っているの?」

一番多かった答え:「コートの端、コーナーのほう」

次に多かった答え:「相手のいないところ」

でした。なるほど。バドミントンでは4隅を狙えと指導されているから、その延長でサービスもコーナーを狙っていたんですね。



バドミントンシングルスのロングサービスはコーナーを狙ったほうが良いでしょうか?

このときは子供たちに一応説明をして、「本とかにも出ていると思うから調べてみて!」と言って帰ってきました。

でも、意外と本に出ていない(悲)。以前紹介した「バドミントン教本 基本編」を見てみると、サービスの章にダブルスのサービスの狙いどころはあったのですが、シングルスのがない…。そんなはずは…と思い調べてみると、応用編の「バドミントンの戦法」の「ドリブンクリアーで攻める」の項にちょっとだけ記載がありました。



中学デビューバドラーがこの情報を調べるのは少々難しそうなので、おおかみなりの説明をまとめておこうと思います。

#ベテランバドラーのみなさん、まちがっていたらコメントくださいね。(_O_)

次の図でA~Cのどこを狙っている?と子供たちに聞いた答えはCが多かったです。つぎにAかCでレシーバーが取りにくそうなほうという答え。ちなみに青●がサーバーです。

バドミントンのロングハイサービスの狙いどころ
ここでBはAとCの中間なので、AとCについてどちらが良いか考えてみましょう。

まず、しっかり深いサーブが打ててレシーバーがストレートのクリアーで返してくる次の図のようなケース。

バドミントンのロングハイサービスの狙いどころ(クリアーでリターン)

Aからくるクリアーはサーバーの比較的近くを通ります。すこし中に寄って高さが不十分になると、サーバーはほとんど動かずに飛びついて切り返せます。したがってレシーバーはコース、高さともに慎重にコントロールして打つ必要があります。


一方Cからくるクリアーはサーバーの遠くを通ります。多少低くてもサーバーが飛びついて切り返すのが難しいので、レシーバーは低めの厳しいクリアを思い切って打つことができます。

クリアを打つことを考えているレシーバーの立場からは、Cのほうが嬉しいようです。サーバーとしてはCからのクリアはAからのクリアよりも対処しにくくなります。


つぎにレシーバーがドロップをストレートに返してくる次の図のようなケース。

バドミントンのロングハイサービスの狙いどころ(ドロップでリターン)

Cからくるドロップは距離が短い分サーバーがひろうのに余裕がなくなります。Aからは距離が長くなります。またサイドラインに対して角度があるので、レシーバーが初心者のとき横に出してしまうケースも多々あります。


このときもサーバーの立場からはサービスをAに運んでおいたほうが良さそうですね。



(ちょっとくどいですが)最後にサーブがあまくて、レシーバーがストレートにスマッシュを打ってくるケース。

バドミントンのロングハイサービスの狙いどころ(スマッシュでリターン)

こちらでもCからはネットまでの距離が近い分、角度をつけてスマッシュが打てそうです。しかもスマッシュが多少浮いてもアウトにはなりません。

一方Aからライン際へのスマッシュはネットからの距離がある分Cよりは角度をつけにくい上に、下手に伸びると横に出てしまいます。


このように、レシーバーのストレートへの返球を考えたとき、Cへサービスを運んでしまうとサーバーはかなりCサイド側に注意を払わないといけません。レシーバーの立場からはストレートのライン際に打つのが容易です。


Cサイド側に大きな注意をひかれてしまうと反対サイドへのケアがおろそかになります。Cにサーブを打ってしまった時に、下の図のDに落とされると結構決められてしまうのは初心者でも経験があることだと思います。

バドミントンのロングハイサービスの狙いどころ(クロスドロップでリターン)
Cからはストレートのクリアの距離と、クロスのドロップの距離の差が小さいので、フォームを変えずに面だけを変えて対角線のクリアとドロップを打ち分けるのが容易にもなります。


中学デビューバドラーのみなさん、いかがでしょう?AとC、どちらにサーブを打つのがお得かな?(笑)。

慣れないとちょっと感覚的に難しいかも知れないけど、まずはB~Aの辺りを狙ってみましょう。最終的にはAを狙えるようになると大分楽ですよ。

サービス、地味であんまり人気メニューではないかも知れないけど、試合ではとても大事です。時間とスペースを見つけてちょこちょこ練習してみてください。

センターを狙うサーブは1本の線があれば練習できます。板目を使っても練習できます。
それではまた!
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